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第 20 回 糖 尿 病 教 室


平成13年7月12日(木)

【 糖尿病と検査の意義について 】

その1:糖尿病とストレスの関係
その2:ストレスの対処方法
その3:まとめ

■北田先生から  「糖尿病と検査の意義について」

検査項目は多数ありますが、検査内容を自分で知り、治療する目的をつくるといい結果につながります。
北田先生からのお話の様子 みなさんの様子

■看護婦さんから  「ストレスの対処方法」 詳しくはこちら

ストレスとうまく付き合う方法を自分なりに工夫するのが大切です。
看護婦さんからのお話の様子

■栄養士さんから  「たんぱく質について」 詳しくはこちら

たんぱく質の仲間を知り、摂りすぎないようにしましょう。
栄養士さんからのお話の様子

 

■ストレスの対処方法

1.ストレスとうまく付き合う方法を自分なりに工夫するのが大切

  • 規則正しい生活を送り、ストレスをためないようにしましょう。
  • 心の持ち方を楽にして仕事を含め、全てに完全主義者である事をやめましょう。
  • 悩みは一人でためこまず、家族や友人に相談しましょう。
  • 適度なお酒は気分を和らげ、ストレス解消に役立ちます。
    (食べ過ぎたり、飲みすぎたりしないように。ほどほどを心がけること。)

2.ストレスを単に疲れと解釈すれば、疲れを取るための手段はいろいろある

  • 睡眠、スポーツ、趣味、外出、ぼんやりするなどはよい方法です。
  • スポーツは糖尿病の運動療法としても役立つのでお勧めです。
    (ストレスを取り除くには、水泳が一番いいといわれています。)

3.ストレスに対する効果的な対処方法

1) 信頼できる人に相談したり、助言を受けたりする
自分の感じたことを家族、友人、カウンセラー、病気のことであれば主治医、看護婦、栄養士などに話してみましょう。
“思っていることを離してみる”のはストレスを解消のみならず、問題点に新しい光を投げかけてくれるでしょう。

2) 上手な積極性
“無理だ”というかわりに“これなら出来る”というように考えれば、驚くほどたくさんの目標を達成することができるでしょう。

3) 余裕を持ってみませんか
毎日の決まった日課から開放された時間を少し持ちましょう。
(ストレスを和らげ、自分に何が起こっているかを冷静にみることが出来るようになる)

4) 軽い運動をしてみましょう
規則正しい運動はストレスを減少させる優れた方法の一つ

5) 問題が多すぎるときは、優先順位をつけて重要なことから考える

6) 気分転換のためにいったんその場を離れる

7) 好きな音楽を聴いたり歌ったりする

8) 頑張った自分自身にご褒美を

 


■たんぱく質について

からだの血液や筋肉などを作る働きや、からだの機能を調節する役目をします。
たんぱく質はアミノ酸が集まってできているので、腸の中でアミノ酸に分解されて吸収され、体内で利用されるのです。どんなアミノ酸が集まっているたんぱく質かによって、たんぱく質の栄養効果が左右されますが、とくに成長、発育に欠かすことのできないアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼び、[ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン]このアミノ酸がバランスよく配合されかつ多く含んでいる食品をタンパク価(プロテインスコア)の高い食品とよんでいます。


【 メ モ 】

たんぱく質が多く含まれている食品

卵類、獣鳥鯨肉類、魚介類、大豆、大豆製品、乳、乳製品(食品交換表の表3、表4の食品)


「良質のたんぱく質をとりましょう」といわれたとき、このことを思い出してください。すなわち同じたんぱく質を多く含む食品でも、牛乳、卵、肉類、魚類などの動物性たんぱく質(脂肪の少ないもの)は、たんぱく価が比較的高い食品が多く、大豆、大豆製品など植物性タンパク質は、「畑の肉」といわれながらも必須アミノ酸のバランスが悪いので、比較的たんぱく価の低い食品なのです。

1日のたんぱく質の必要量 (標準体重1kg当たり1.0〜1.2)
指示カロリーの15〜18%が必要

【 例 】
1日1,600kcalの人
1,600kcal×18% = 288kcal(たんぱく質の分)
1kgにつき4kcalなので288kcal÷4kcal = 72g   1日のたんぱく質は 72g

実際に食べるときは1/3を植物性たんぱく質でとるよう工夫することが大切です。たんぱく質が不足すると、疲れやすくまた貧血のもとになります。一方、過剰になると、アミノ酸の一部がブドウ糖に変わり血糖を増加させたり、あまったたんぱく質が燃焼されず、腎臓などに悪影響することもあるので偏った食生活にならないよう食品交換表を利用しましょう。

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