2.血圧と脳梗塞の関係
生活習慣病の増加により「脳梗塞」が増えています。
脳梗塞は「脳卒中」のひとつ。脳卒中全体の6〜7割が「脳梗塞」で亡くなっています!
近年、人口の高齢化が進み様々な生活習慣病を抱える人も多くなってきました。
約50年前は「脳出血」が多かったのですが、近年は「脳梗塞」が増加しています。
その原因ともいえるのは高血圧や糖尿病、高脂血症などの自覚症状がほとんど無い生活習慣病です。
この様な生活習慣病が「脳梗塞発症」の下地になっていることも多いのです。
「脳梗塞」は脳の血管の詰まり方によって大きく三つに分けることができます。
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脳梗塞発症(男性)
1961〜1993年久山町研究 |
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発症率
(対1000人/年) |
30 |
180-
110- |
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24
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18 |
12 |
8 |
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0 |
血圧
(mmHg) |
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※久山町における血圧と脳梗塞の発症率は年々増加しています。 |
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3.脳梗塞のタイプ |
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1)ラクナ梗塞
(脳の細い血管が詰まって起こ るタイプ。
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2)アテローム血栓症脳梗塞
(脳の太い血管詰まって起こるタイプ。睡眠中に多く起こりやすいといわれる。 |
3)心原性脳血栓症
(心臓病が原因で心臓のなかに血栓ができ、その血栓が脳に流れ、脳の太い血管を詰まらせる。急に血管が
詰まることにより、病巣が広がり重症化しやすい。 |
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4.脳梗塞にならないために
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1.水分をしっかりとる(こまめにとるのがポイント) |
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2.動脈硬化になりにくい食生活生活習慣の管理をする。
・ 塩分、脂分を控える。
・ 適度な運動
・ 肥満の解消 |
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