北田内科クリニック
ワンポイントアドバイスのページへ
栄養相談室のページへ
北田内科クリニックについて
院長のご挨拶
役立つリンク集へ
糖尿病教室のページへ
北田内科クリニックのご紹介 院長のご挨拶 役立つリンク集 トップページへ

糖尿病教室のご案内
健 康 教 室

日時:平成17年9月8日(木)
今回のテーマ
「糖尿病と甲状腺のはなし」
 
甲状腺とは
甲状腺は頸部(くび)の甲状腺軟骨(のどぼとけ)の辺りにあり、蝶々が羽を広げた形をしています。
生命や身体活動に必要なホルモンが体内へ分泌される場所です。

甲状腺の病気の種類
甲状腺機能亢進症
 (バセドウ病、無痛性甲状腺炎など)
甲状腺機能低下症
 (橋本病、シーハン病、特発性粘液水腫など)
甲状腺の腫瘍
 (腺腫瘍甲状腺腫、甲状腺腺腫(良性)、甲状腺癌)
炎症性のもの
 (亜急性甲状腺炎、急性化膿性甲状腺炎)
 
  糖尿病と間違えやすい甲状腺の病気
●バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
  糖尿病もバセドウ病も共に食欲が増し、体重が減少します。疲れやすいなどの症状や血糖値も高くなり、尿糖が出る等は”糖尿病”と同じ様です。
しかし、甲状腺の治療により(抗甲状腺剤など)甲状腺が正常となり、高血糖や尿糖がみられなくなります。もちろん、糖尿病の患者さんがたまたま”バセドウ病”を併発することもあり、または、バセドウ病の患者さんが”糖尿病”になる場合もあります。
このような場合は糖尿病のコントロールが大変不良となり、ブドウ糖負荷試験の血糖値は『糖尿病型』であり、インスリン分泌も悪く、糖尿病と診断されます。

 糖尿病患者では、血糖コントロールが悪いと甲状腺のみならず、脳下垂体ホルモン全体に影響を及ぼします。主治医まで気軽にご相談下さい。
   
  注目!
40歳以上の男性は過半数が耐糖能異常である !!
悪性腫瘍との関連も明らかに・・・

久山町で2002年まで行われた調査によると、耐糖能異常(糖尿病の予備軍)者数は年々増加しており、女性よりも男性にその頻度は高くなっている。また、血糖値が正常・耐糖能異常・糖尿病別では、血糖値が高いグループほど、悪性腫瘍(がん)による死亡率が高いことが明らかになった。

  血糖値を良好に保つ10原則
 
1.規則正しい生活を
(早寝早起き生活のリズムを大切に)
 
2.うす味に腹7分
(指示された食事を守る)
 
3.肥満大敵
(体重を測定しましょう)
 
4.毎日適度の運動を
(軽く汗ばむ程度・体調が悪い時は中止する)
 
5.ストレス、過労を防止する
(睡眠はしっかりと、くよくよ悩まない)
 
6.薬だけに頼らない
(まずは食事と運動を見つめなおしましょう)
 
7.体を清潔に
(入浴・歯磨きを心がけて)
 
8.定期的な検査を忘れずに
(ささいなことでも気軽にご相談を!)
 
9.迷信に惑わされない
(素人判断は禁物です!主治医にご相談ください)
 
10.遺伝素質を忘れない
(子ども達も糖尿病から守りましょう)

  グリセミック指数(GI)って何?
   食べ物には種類によって同じ量(カロリー)の糖質を食べても、血糖の上がりやすいものと、上がりにくいものがあります。
 最近の研究では、食後の血糖が高いと死亡率が高くなることがわかってきています。
例えば、『オレンジ1コを食べるのと、ジュースにして飲むのでは、同じ1単位=80キロカロリーでもジュースの方が食後の血糖値は高くなります。』
  食べ物は、胃の消化される時間や、調理の方法により血糖上昇が大きく変化する。このことを表したのが『GI』です。 

  少ない量で満腹感を得る方法とは・・・(GIをうまく活用しましょう !!)
 

1.同じ量(カロリー)でも重量の多いものを選ぶ

 

2.水分を多くとる(水分制限のある病態時は×

 

3.胃の中に長くとどまるものを選んで食べる

 

4.エネルギーの低い1品で皿の数を増やす(見た目にボリュームを出す)

 

5.野菜類などのおかずを先に食べ、よく噛む


iモード携帯電話での診療時間やお問い合わせはこちらです。
http://www.kitadaclinic.com/imode/
北田内科クリニック
〒501-6018 岐阜県羽島郡岐南町下印食2丁目45番地
TEL:058-278-1030
お問合せ E-Mail:info@kitadaclinic.com