>>糖尿病
食事やライフスタイルが便利になり、糖尿病の方が年々増加しています。2型の糖尿病は遺伝的な素因によって発症することがありますが、それ以外でも、食事の偏り(エネルギーの過剰摂取、夜型生活に伴う夜間の食べ過ぎなど…)、運動不足、ストレスなどのいわゆる環境因が重なることで、インスリン分泌に抵抗が生じるケースや、血糖上昇を抑えられなくなる為、持続的な高血糖が全身に様々な合併症、糖尿病細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)や動脈硬化性疾患(虚血性心疾患、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症)を発症する為にそれらを抑える為にも、血糖値や体重、血圧、血清脂質(コレステルールなど)を常に良好に保つことが大切です。糖尿病治療の目標は「健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)の維持」「健康な人と変わらない寿命の確保」です。最近ではHbAICを6.0%未満に保とうということも言われています。厳しい数字だと思われがちですが、日常生活の習慣となっている今までのクセを少しずつ改善していくことにより、それほど遠い数字ではなくなる可能性も大(ダイ)です。まずはできることが何かを見付け出し、1つ1つを長く続けて新しい良い生活習慣に変えたいものです。
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