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平成18年06月08日(木)

<今回のテーマ>
06'06月 糖尿病と血管障害(大血管障害:動脈硬化)

 
大血管障害
糖尿病における大血管障害とは動脈硬化による血管障害をいいます。
動脈は加齢により硬化しますが、糖尿病では動脈硬化の進行が早くなります。持続する高血糖(血糖値が高い事)に高血圧・高脂血症・肥満が合併しやすく、これらも更に動脈硬化を促進する因子になりやすい為、全身の管理がとても重要です。

大血管障害で重要なのは、心血管系(虚血性心疾患)と脳血管障害で、心筋梗塞や心不全を合併し、予後が不良となる事が多い。また、脳血管障害ではラクナ梗塞が多く、高血圧を合併しやすいという特徴があります。

   
【糖尿病における心筋梗塞発症率】
【冠動脈疾患による死亡率と危険因子】
【糖尿病における心筋梗塞発症率】
【冠動脈疾患による死亡率と危険因子】
 
大血管障害の予防と発見の注意事項

 1.

血糖・血圧・血中脂質(コレステロール、中性脂肪)をコントロールする。
 2.
禁煙

 3.

定期的に心電図検査をする。
 4.
頚動脈エコー、雑音聴取の検査を受ける。
    「糖尿病は血管の病気」
血糖値が高い状態を放置した結果、血管や神経組織が傷つき、さまざまな合併症を発症します。
動脈硬化によって血管の通り道が狭くなります。これを動脈硬化といいます。
完全に詰まってしまえば、心筋梗塞や脳梗塞が起こります。
「糖尿病は血管の病気」
    「糖尿病患者における高血圧の治療」 まずは食生活の改善を!!

 1.

食塩の制限(減塩食:1日6g以下)
 2.
肥満の解消と適正体重の維持。

 3.

アルコールの制限または、禁止(血圧・中性脂肪が著しく高い時)
お酒の適量とは・・・
病態がある程度良好に保たれている時のお酒は目安量です。(瓶ビール中:約1本)
 4. コレステロールや動物性脂肪の摂取を控える。
 5. 運動療法(有酸素運動がよい)
※体調をチェックして無理に行わない。メディカルチェックと医師への相談をして始めましょう!
 6. 禁煙 
血管を傷つけ、動脈硬化を促進します。心臓への負担も大きいので、禁煙する事が重要!
 
    「高血圧を抑える食事療法」 
カリウム
野菜・果物に豊富に含まれている。いも類、豆類も多いので、普段の食事にしっかり食べましょう! 薬ほどの血圧を下げる期待は出来ませんが、毎日摂取する事により弱い降圧効果がある
※腎臓の機能が著しくカリウム制限が必要な方は、摂取が制限されます。
食物繊維
野菜類、海藻類、豆類に多いコレステロールを吸着し、体外へ排出する!
(※コレステロール=私たちの体の細胞膜で、ホルモンの材料に欠かせない栄養素ですが、摂取し過ぎは禁物です!)
   
    「薬と食べ物の相互作用」 
グレープフルーツに含まれるナリンジンという成分は高血圧の治療薬(カルシウム拮抗薬)の作用を増強(効きすぎる)する働きがあります。 また、高脂血症の治療薬に対しても同様に作用が増強する場合があるので、投薬中はグレープフルーツの摂取は禁止した方がよいとされています。
 
    「糖尿病に打ち勝つ12か条」 

1

早食いは大食いになる!ゆっくり食べよう。よく噛んで、腹八分目で箸を置く。
2
おっくうがらず体を動かし、早歩きを30分、息切れする程度で。

3

週に1度は体重チェック!体重が増えれば糖も増す。
4
忘れずに月一度は血液検査!尿糖、血糖を自分でチェック!
5
年に一度は余病の検査!症状なくとも忘れずに!(眼底、神経、心電図、癌)
6
正しい知識とかかさぬ実践!糖尿病は自分が主治医!
7
血圧、脂肪も正常に!
8
小さいものが大事になる足の傷!毎日見よう指の色!
9
低血糖にならない注意と直す方策
10
使っている薬の名前を知っておく。信じて損する民間療法・
11
隠さずに知らせておこう!親しい友と職場の人に。
12
みんなで体験語り合い。友の会で励まし合おう!


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