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栄養士さんのワンポイントアドバイス

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■どうして塩分を控えるの?

人間の体は、血液や体液のナトリウム(塩分)濃度が一定に保たれていなければ、 スムーズに生命を維持することはできません。
ですから、体内のナトリウムが過剰になると、濃度を正常に保とうという働きが起こります。

■塩分の取り過ぎで血圧が上がる理由

  1. 血液中のナトリウム(塩分)濃度を薄めようとして、血管内に余分な水分がたまる。
    増えた血液を押し出すため、心臓からの圧力が強くなる。
  2. 血液中にナトリウム(塩分)が増えすぎると、血管壁が肥圧し、血管内が狭くなって血液が 通りにくくなり、心臓からの圧力が強くなる。
  3. 血液中のナトリウム(塩分)濃度が高くなりすぎると、ホルモンの影響で血圧が上がる。

■減塩食のポイント

  1. 食生活の見直しからすべてが始まる!
  2. 日頃、自分の血圧を測っている
  3. 血圧を意識して、治療に励んでいる
  4. 食塩の過剰摂取してしまう食品を知る
  5. 減塩で、自分にとって制限可能な食品を選ぶ
       健康人・・・塩分10g以下
       糖尿病・高血圧の方・・・塩分5〜7g
  6. 減塩食を続けて、目標の血圧に近づける

■調味料の計量を習慣にしよう!

好みの味付けで適当に調味料を加えていると、高塩分の料理になってしまいがち。
減塩を効果的に行うには正しく計量することが大切です。

※正しい計量法

材料名にある「小さじ1」とか「大さじ1」というのは、すりきりで計った量です。
塩や味噌などは多めにすくってヘラですり切ります。
しょうゆやソースなどは、スプーンいっぱいに調味料を入れて、表面張力で少し盛り上がっている状態が1杯分です。
「小さじ1/2」という場合は、塩や味噌ならまず1杯分を計った後、多い分をヘラで取り除きます。


*調味料の塩分

調味料例 小さじ1
(5ml)
大さじ1
(15ml)
5.0g 15.0g
コンソメ 2.9g 8.8g
濃口しょうゆ 0.9g 2.7g
味噌 0.7g 2.3g
ウスターソース 0.4g 1.4g
トマトケチャップ 0.2g 0.6g
フレンチドレッシング 0.2g 0.6g
マヨネーズ 0.1g 0.3g

 

●カリウム、カルシウムを十分に取る

カリウムには、ナトリウムを体外へ排出するのを促し、血圧上昇を防ぐ働きがあります。
野菜や果物、海藻、魚、いも、大豆などカリウムをたくさん含む食品を積極的に取るようにしましょう!
カルシウムは、骨を丈夫にして骨粗しょう症予防に役立つだけでなく、血圧にも影響を与えます。
摂取量が不足すると、骨からカルシウムが溶出して細胞内で過剰となり血管が収縮して血圧上昇を促すと いわれています。

食物繊維を十分に取る

食物繊維は、腸の働きを活発にし、便のかさを増やして排便を促進します。
また、ナトリウムやコレステロールなどの過剰な栄養素や有害な発癌物質などを体外に速やかに 排出する働きもあります。
便秘改善だけでなく、高血圧、高脂血症、糖尿病、大腸がんなどあらゆる生活習慣病予防に役立つと いわれる食物繊維ですが、近年の日本人は慢性的な不足状態にあります。

アルコール、菓子類、たばこは控える

適量の飲酒は「百薬の長」ともいわれますが、飲みすぎは肝臓をいためたり、肥満の原因となるだけでなく 血圧に悪い影響をおよぼすこともあります。菓子類の食べすぎも肥満のもとになり、生活習慣病をまねきます。
喫煙は、癌や動脈硬化の促進、心臓や脳の血管障害を引き起こすなど、体に悪いことばかりです。

 

■加工食品の塩分に要注意!

食品例 常用量 塩分
即席カップめん 1食(100g) 5.6g
塩サケ 1切(60g) 4.9g
昆布佃煮 30g 3.7g
しらす干し 30g 3.6g
イカ塩辛 30g 3.4g
たらこ 1/2腹(40g) 2.6g
アジの干物 1枚(80g) 2.4g
たくあん 2切(30g) 2.1g
梅干 1個(10g) 2.1g
スナック菓子 1袋(100g) 1.8g
フランクフルト 1本(50g) 1.4g
さつま揚げ 1枚(50g) 1.3g
プロセスチーズ 2切(40g) 1.1g
ロースハム 2枚(40g) 1.1g

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