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「食べ物には種類によって同じ量(カロリー)の糖質を食べても、血糖の上がりやすいものと、上がりにくいものがある」ことに注目してその都度を数値で表したもの。
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方法 |
- 「ブドウ糖を基準」の食品として、食べた後の血糖上昇を2時間までをグラフで表し、その面積を100%とする。
- 比較する糖質の食べ物を食べ、血糖上昇の様子をグラフで表す。
- 糖質を含む食品を基準となるブドウ糖でわり、100をかけたものがGI(ゼリセミック指数)である。
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糖尿病の食事療法においてGIが注目されるのには理由があります。
最近の研究では、食後の血糖が高いと死亡率が高くなることがわかってきています。糖尿病の治療において食後の血糖上昇をコントロールの重要であるといえます。
薬物療法でも食後の急激な血糖上昇を抑えるのみ薬やインスリン注射があります。 |
主な食品のグリセミック指数 % |
白パン |
69 |
バナナ |
62 |
玄米 |
66 |
オレンジ |
40 |
白米 |
72 |
ぶどう |
64 |
スパゲティ(粗) |
42 |
果糖 |
20 |
スパゲティ(精) |
50 |
ブドウ糖 |
100 |
とうもろこし |
59 |
アイスクリーム |
36 |
コーンフレーク |
80 |
チョコレート |
68 |
にんじん |
92 |
牛乳 |
34 |
じゃがいも |
70 |
ヨーグルト |
36 |
さつまいも |
48 |
はちみつ |
87 |
いんげんまめ |
31 |
ピーナツ |
13 |
そらまめ |
29 |
ポテトチップス |
51 |
大豆 |
15 |
ソーセージ |
28 |
レンズ豆 |
29 |
トマトジュース |
38 |
りんご |
39 |
ショ糖 |
59 |
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グリセミック指数の算出方法 |
同じ糖質を含む食べ物を摂取した2時間までの血糖値の面積 2
基準食品を摂取した時の2時間までの血糖値の面積 1 × 100 |
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※基準食品はブドウ糖や白パンなどです。 |
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食事療法の分野でも血糖上昇の少ない食物という視点でGIがあります。
食事療法はこの食品にはこれだけのカロリーがあるとか、この食品にはこのような栄養素が含まれているといった食品の分析に基づいています。これが、食事療法の基本になるものです。
しかし、GIは食べた後に起こるヒトの反応であり、血液中の血糖や脂肪がどのように変化するかに注目した指数です。ヒトの生体で起きる反応には多くの要素が関係しており、食品の胃内停滞時間や調理方法によって異なる消化吸収の時間により影響されます。 |
あなたなら何を食べますか? |
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1日1600キロカロリーの目安 |
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- おなじ量(カロリー)でも重量の多いものを選ぶ
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バナナ < いちご
(1本) (12粒) |
- 水分を多く取とる(水分制限のある病態時は×)
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けんちん汁
なべもの |
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- 胃の中に長くとどまるものを選んで食べる
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生卵 ×
かたゆで卵 ○ |
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- エネルギーの低い1品で皿の数を増やす
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海藻・きのこ類
野菜・山菜・こんにゃく |
- 見た目にボリューム感を出す
- おかずを先に食べ、主食は後からにする
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