■糖尿病とストレス
その1. 糖尿病とストレスの関係
【1】 何がストレスを引き起こすのか?
- 体に外傷や伝染病、栄養不足といった肉体的刺激や、不安、悩みなどの精神的刺激が加わると、その刺激に対して副腎からホルモンが分泌されてこれに対処しようとします。この刺激がストレスです。
- 糖尿病患者に特有のストレス
◆一時的ストレス(治療、自己管理に伴うストレス)
・食事制限、食事管理に伴うストレス
・服用やインスリン注射に伴うストレス
・運動療法に伴うストレス
・定期的な通院治療に伴うストレス
◆二次的ストレス(対人関係上のストレス)
・糖尿病治療を巡る対人関係上のストレス(家族、友人、職場、医療スタッフ)
【2】なぜストレスは危険なのか?
- 精神的、肉体的ストレスであれ、それによって分泌されるホルモンは、血糖を上げる作用を持っています。これらの血糖を上げるホルモンが分泌されることによって、行っている運動療法、食事療法、薬物療法のコントロールを乱す原因になる。
- ストレスは糖尿病ばかりだけでなく、いろいろな病気を悪化させます。
- ストレスが大きいから大酒を飲んでしまうとか大食をするということは全く逆のこと
【3】注意すべき症状
強いストレスによって血糖値が上昇すると、しばしば肉体的な危険信号を伴います。のどの渇き、尿の回数が多くなる、体がだるい、目の前がぼんやりする、腹痛、吐き気など。
【ポイント】 ストレスが加わると、血糖を上げるので、ストレスを避けましょう!!
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