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【動脈硬化とは】 |
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血管(動脈)にコレステロールや中性脂肪などがたまって詰まったり硬くなったりして、スムーズに血液が流れなくなることを動脈硬化といいます。
動脈硬化には心臓病や脳血管障害など、いろいろな病気の起こる要因となるので注意しなければいけません。
最近の研究で、動脈硬化は血管壁の硬化に先立ち血管内皮細胞の機能障害が先行するということがわかってきました。
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【血管内皮機能とは】 |
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血管内皮細胞は血管の最も内側にある細胞で、種々の物質を放出し血管の収縮・拡張を調節するほか、血小板の粘着・凝縮を抑制し血管を保護しています。
動脈硬化はこうした血管内皮細胞の機能が低下することから始まり、血管内皮細胞が低下すると動脈硬化が早く進行してしまいます。 |
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【血管内皮機能を知るFMD検査】 |
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「血管内皮機能」を知る方法に、FMD検査(血流依存性血管拡張反応検査)というものがあります。
FMD検査は駆血帯で腕を締め、駆血前と血流再開後の血管径の変化を超音波で調べる検査です。
FMD検査の詳細はこちら
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【FMD検査の流れ】 |
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- 患者様はベッドで15分ほど安静後、検査台に腕を置いていただきます。駆血帯、心電図電極を装着します。以降検査終了まで15〜20分ほど頭や身体を動かさずリラックスしてください。
- 安静時の血管径を計測します。
- 駆血帯で5分間腕を締め血液の流れを止めます。
この時、人によってはしびれを感じることがあります。
- 5分後、駆血帯をゆるめ血液の流れを再開し、血管径の変化を調べます。
FMD値・・・6%以上を目指しましょう!
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【生活習慣を見直してみましょう】 |
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【血管をイキイキさせて健康長寿に】 |
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血管内皮機能が低下する原因は、良くない生活習慣(偏った食事・喫煙・運動不足など)高血圧・高血糖・脂質異常です。
これらは動脈硬化と密接な関係があり、サイレントキラーと呼ばれるように知らず知らずのうちに進行し、心筋梗塞・脳梗塞の原因となる恐ろしい病気です。
しかし、早期発見で予防のできる病気です。あなたの生活習慣を改善し、血管内皮機能(FMD値)を高く保ちませんか。
そして、健康長寿をめざしましょう!! |
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