どうして糖尿病になるのでしょうか?これには環境因子から遺伝子異常までさまざまな原因があります。
ここでは主に成人してからかかることが多い2型(インスリン非依存)糖尿病について説明しましょう。
2型(インスリン非依存)糖尿病は、食べすぎなどによってエネルギーを過剰に摂取したり、運動不足、ストレスなどが大きな原因となっているといわれています。
食物から取り入れられた糖分(ブドウ糖)は、血液を介して全身に運ばれ、膵臓のランゲルハンス島という組織にある、β細胞から分泌されるインスリンの働きにより肝臓でグリコーゲンに変えられ、貯蔵されます。インスリンはグリコーゲンの合成、たんぱくの合成、脂質の合成などを促進し、分解を抑制するといった重要な役割を果たしています。
しかし、過食などによってインスリンの働きが悪くなったり、分泌量が不足してくると血中の糖分濃度が高くなり、さまざまな合併症を引き起こす原因となるのです。
■インスリンの働きとは
・・・インスリンはブドウ糖をカロリーとして細胞内に取り込むことために必要なホルモンです。 インスリンの分泌がないと、体の細胞がブドウ糖を利用できなくなり、血糖が著しく上昇してしまうのです。
血糖を下げるホルモンはインスリンだけですので、これが欠乏、減少してしまうと糖尿病が発症するのです。
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