糖尿病のタイプには1型(インスリン依存)糖尿病と、2型(インスリン非依存)糖尿病が
あります。
1型(インスリン依存)糖尿病 |
1型(インスリン依存)糖尿病は、幼児から15歳以下の小児期に急激に発症することが多く、「若年型糖尿病」とも呼ばれていました。
1型(インスリン依存)糖尿病の治療には、多くの場合、食事療法や運動療法のほかに、インスリンの注射が欠かせません。
膵臓のβ細胞が破壊された結果、インスリンを分泌することができなくなり、急激な高血糖となって発症します。
インスリンの分泌はほとんどなくなるため、からだの細胞がブドウ糖を利用できなくなり、血糖が著しく上昇して、治療が遅れると昏睡状態となり、そのまま放置すると命を落とすこともあります。 |
2型(インスリン非依存)糖尿病 |
2型(インスリン依存)糖尿病は、治療に必ずしもインスリンを必要としないもので、糖尿病にかかっている日本人のほとんどはこのタイプです。
このタイプは40歳以降に発症することが多いのですが、肥満児の増加とともに10代から発症する子どもにも増えています。
2型(インスリン依存)糖尿病は、 インスリンの分泌量が低下しているか、インスリンの血糖を下げる作用が弱くなって発症するもので、遺伝素因のほかに、エネルギーの過剰摂取、運動不足、ストレスが大きくかかわっています。
治療には、食事療法と運動療法が基本ですが、経口血糖降下薬やインスリンが必要な場合もあります。 |
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